「まだ早い」と思う今がチャンス。親子で話すやさしい終活のはじめ方
2025年11月18日
親子で始める“未来への準備”
「終活」という言葉を聞くと、どうしても「死」を意識してしまい、親子で話すのは気が引けるという方も少なくありません。
しかし終活は、人生の終わりを準備するだけでなく、これからをより安心して、より自分らしく生きるための前向きな活動です。
親が抱える不安を共有し、子どもがそれを理解することで、家族にとって大きな安心につながります。
まずは「ちょっと気になっていることある?」といった気軽な声かけから始めてみるのがおすすめです。
思い出をきっかけに自然な会話を
いきなり「終活の話をしよう」と切り出すのはハードルが高いものです。
そこで効果的なのが、昔のアルバムや記念品を一緒に眺めながら思い出話をすることです。
「この写真のとき楽しかったね」「これは大事にとっておきたいね」といった自然な会話が、将来について語り合うきっかけになります。
思い出を振り返る時間は、親にとっても子にとっても心を温める体験になり、終活を前向きに考える大切な第一歩となります。
さらに「この品物は誰に残したい?」「将来どうしたい?」と軽く尋ねることで、無理なく終活の話題へつなげられます。
思い出話を起点にすれば、終活を“会話の延長”として自然に始められるのです。
小さな整理から始める安心の準備
終活といえば「大がかりな断捨離」をイメージしがちですが、まずは小さな整理から始めるのが負担になりません。
たとえば「よく使うもの」「もう使わないけれど思い出があるもの」を一緒に仕分けしてみましょう。その過程で「これは誰に譲りたい」「これは大切にとっておきたい」といった気持ちを親子で確認できます。物の整理は、心の整理にもつながり、安心感を得られる準備のひとつになります。
さらに、この機会は子ども自身にとっても「自分の持ち物を見直すチャンス」になります。意外と実家に昔の教科書や洋服、趣味の品などを置きっぱなしにしていませんか?それらを一緒に整理することで、親の負担を減らすだけでなく、自分の暮らしもすっきり整えられます。親子で声を掛け合いながら整理を進めると、思い出を共有しつつ前向きな気持ちになれるでしょう。
未来への希望を共有する時間に
終活の話は「これからどう生きたいか」を親子で語り合う機会でもあります。
医療や介護の希望など大切なテーマを話し合うことも必要ですが、それだけではなく「旅行に行きたい」「趣味を続けたい」など前向きな夢や希望を共有することも大切です。親の思いを聞き、子どもが応援することで、親子の絆はより深まります。
終活を重くとらえず、未来への希望を一緒に描く時間として楽しむことが、親子での第一歩を明るいものにします。さらに「テレビで見た場所に行ってみたい」「最近疲れやすいから健康に気をつけたい」といった身近な話題も、実は自然に終活につながります。
日常の何気ない会話こそが、安心の未来をつくる大切な入り口になるのです。
終活を「家族の安心」につなげていくために
終活は、特別な人だけがするものではありません。
家族がお互いを思いやる時間の延長にあります。
家族葬専門 セレモニー心では、地域の皆さまが安心して暮らせるよう、
終活に関するご相談や、エンディングノートの活用サポートなども行っております。
「どこから始めればいいかわからない」
「家族と話してみたいけど、うまく切り出せない」
そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。
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投稿者プロフィール

- セレモニー心は家族葬専門の葬儀社として、皆様の葬儀に対する不安や悲しみに寄り添って参りました。近年、少子高齢化や価値観の多様化により葬儀社に求められることは大きく変わろうとしています。家族葬専門「セレモニー心では、お客様目線を第一に考え、地味でもなく、派手でもなく「ちょうどいい」と感じていただける空間をご提供し、温かいご家族の時間をお過ごしいただきたいと心から願っております。
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